プロフィール

早稲田大学サイクリングクラブ

Author:早稲田大学サイクリングクラブ
自転車によるツーリングやキャンプを中心に活動しています。活動範囲は日本全域、時には海外に飛び出すことも。

ブログランキングに参加しています

にほんブログ村 自転車ブログ 自転車旅行へ PVランキング
カレンダー(月別)
09 ≪│2017/10│≫ 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
カテゴリ
最新記事
最新コメント
FC2カウンター
最新トラックバック

ぜんぷら! part3

ほとんど出来上がって、送信ボタンを押すだけだったのに記事消えた。なんなの?書き直し~。


part3は東京を出て6日目、尾鷲を出て3日目の8/10からの記録です。


道の駅なちを早朝に出た我々は熊野詣のうちのひとつ熊野那智大社へ行く。


世界遺産の熊野古道というのは熊野三社である熊野本宮大社・新宮速玉大社・熊野那智大社に至る古道のことをさし、それは紀伊半島一帯に広がる。


また、古道という道が遺産であるため、修験僧が通った山道であったり、神社に至る門前道であったり、はたまた現在は幹線道路になっている国道までもが世界遺産なのだった。


そういうわけで至るところに「世界遺産」の看板がある。道をじかに走る自転車旅行にとってこれほど世界遺産を体感できる場所はなかなかないだろうと思う。


さて、早朝に出たにもかかわらず太陽はジンジンと照り始め、さらに那智大社は山の上にあるため時速10km/hにも満たないペースでのんびりと登らされ、早くも体力を奪われ始めていた。


やっとのことでたどり着いた那智大社は絶景。山の上にあるということもあり、神々が降り立つような雰囲気がある。

WCC49代スクラップブック

ここでは八咫烏(やたがらす)も祭られている。八咫烏とは神武天皇をこの熊野の地に案内したとされる3本足のカラスのことで、現在ではサッカー日本代表のユニホームのデザインにもあっている。


この時、女子サッカーがW杯で優勝し、沢選手などもこの那智大社の勝守をつけていたということをさかんに宣伝していた。普段は悪者のカラスだが、天皇を導いたように、ゴールを導く案内役として描かれているのだそうだ。


少し下ったところにあるのが、熊野古道のハイライトである那智の滝だ。日本一高さから落下する。写真では遠いところに映っているが、滝壺間近まで行くことができる。巷で流行っているパワースポットを越えるような空間でおすすめ。

WCC49代スクラップブック

那智大社を満喫したら予定では再び道の駅まで戻り国道を走ることになっていたのだが・・・。


コアラ「この道まだ続いてるよね。アップしてるしちょっと行ってみようか。にやにや」

メスベン「う、うん」


はははっ、下るとでも思ったか!これぞWCC。「とりあえず登るほうに行け」のおきてに従い進むことに。


すると、登る登る。海を見守る観音様にあいさつをし、山道をうねうねうねうねと。

「あとちょっと、あとひと巻で峠じゃない?」と何度言ったことか。。。いやはや絶景ですなぁ。


WCC49代スクラップブック


道の後ろに点のように見えるのがメスベン氏。「絶対に許さない」とか思っていたのだろう・・・


峠について一気に下ると、朝以来に沿岸部に出て太地町という小さな町に到着。くじらがお出迎え。


WCC49代スクラップブック


そう、この町はもともと捕鯨基地で栄えた町。現在も行われているのだが、昨年アカデミー賞で賞をとった映画「ザ・コーブ」やシーシェパードの活動によって、そのあり方が妨害され、また見直されている。


そんな渦中の町のなかで我々はクジラ丼をいただく。これがうまい!ごはんも大盛りに、デザートもつけていただいて感謝。さらに今晩のおすすめキャンプ場まで教えていただいて至れり尽くせりでした。それにしてもメスベン氏は黒く焼けてんなぁ。


WCC49代スクラップブック


おなかもいっぱいだし、暑いから2時~4時は走るのをやめようということにしていたので、今日は海水浴。


WCC49代スクラップブック

海きれいすぎ。こんなところで泳いじゃうと江の島なんかに行けなくなっちゃうと思う。去年の山陰も素晴らしい海だったが、ここもいい思い出ができた。というのも、写真にはないのだが、われわれはこの海でクジラと泳いだのである。


写真の左中ほどに養殖場のような足場がわかるだろうか?この中に実は太地町のクジラが飼育されており、我々が行った時間に、たまたま解放の時間となりクジラがこの海水浴場に解き放たれ、人間と一緒に泳いだのだ。


このクジラは体長3mほどのコンドウクジラ(だった気がする)で、飲み込まれるほどデカいクジラではないものの、サプライズ海水浴を満喫した。ちなみにこの浜は9月からイルカ漁(追い込み漁)が行われ、シーシェパードに対して海上保安庁や警察官が厳重警戒態勢を引く緊迫した状況になるらしい。


太地町から海岸線を走って本州最南端の串本町潮岬が本日のキャンプ地。台風の映像でよく出てくる場所だ。

この日はスパゲッティ―を作って寝る。月がきれいだ。


WCC49代スクラップブック WCC49代スクラップブック


右の写真は朝焼け。今日が前プラ最終日。紀伊半島の田辺というところでWCCの本合宿が始まるのだ。今日中に何としてでも着かなくっちゃ、と意気込んで日の出のころにはご飯を食べ始めていたのだが・・・


WCC49代スクラップブック


真ん中の人は誰?と思うことなかれ。彼こそが潮岬のキャンプ場に出没するオッチャンや!


「自慢じゃないけんな、ワシ、このキャンプ場の口コミサイトに載ってんや。誰かが書いてくれたんやろな」

「早稲田のやつはたまに見るけど、慶応のやつは一回も見いへんな~。なんでやろ?」

 「慶応生はロイヤルホテルにでも泊まってるんじゃないですか」という答えに大うけして、その後アドレス交換。


楽しいお話と潮岬・串本観光をしているといつの間にか日が昇ってるではないかい。


WCC49代スクラップブック

出発しても車で我々を追いかけてきてくれ、さらには職場まで招待し、ジュースをおごってくれたオッチャン。ほんとうにありがとう。


旅の醍醐味はこういう人との出会いにあると思う。旅先で出会う人運というのがあれば、自分は1位や2位に入れるだろう。出会う人によって新しい情報を得たり、違った考え方をするきっかけになったり、旅先で自分の感覚が研ぎ澄まされている分だけ、大きな影響を与えてくれるのだと実感する。


人と出会うというのは集団の旅行ではなかなかできないことだし、さらに、自転車旅というスタイルは、人との隔たりが少ない形である。ぜひ、まだ見ぬ旅人、まだ見ぬ知らない人に会ってみたいものだ。


おじさんと別れた後はひたすら国道42号を進む。


途中イノブタランドという道の駅に寄り道。イノシシとブタを掛け合わせてできたイノブタが飼育されている。道の駅は日本国から過疎化のために独立した珍小国家のイノブタランド。写真は王様とお姫様。


WCC49代スクラップブック


さらに進むともうここはリゾート地、南紀白浜。海水客が海水浴場にうじゃうじゃ。


WCC49代スクラップブック

しかし、このきれいな海に入らないことができようか。海がきれいなのはもちろん、砂も白くサラサラ、行きかう女の人も白黒混じりピチピチで目の保養になったようです←これはメスベン氏が言ってた。


その後、海沿いを走っていると人だかりがあったので停車。話を聞いてみると、岩と岩の間に夕日が沈んでいくそう。太陽高度の関係からここ数日がチャンスだという。これは前プラのクライマックスにふさわしい、とてじっくり待って写真を撮ることに。結果はご覧のよう。


WCC49代スクラップブック WCC49代スクラップブック


まさか、穴の部分に雲がかかっているとは。。。残念。


ちょっと落ち込みながら、暗くなった国道42号を走り、WCC部員が待つ田辺へゴールしたのでした。



さて、この記事を書いているのは9/14日、実際に走ったのは8/10~11日です。


前プラと本合宿で行った紀伊半島は9月上旬の台風12号により、死者数20人以上、行方不明者数40人という甚大な被害を受けています。特に御浜町から新宮、那智勝浦、田辺、十津川などでは、道路が寸断され、流れる川は土砂によってせき止められ、世界遺産である寺社仏閣も相当な被害が出ていると聞いております。


今回被害にあった場所は、我々が行ったときには、このように緑にあふれるすてきな場所でした。それが一変して自然の脅威にさらされると、見る影もなくなってしまったということに戸惑いを隠せません。台風被害のニュースを見るたびに、「ここに行った。こんなんになってしまったのか。」と思い胸が痛みます。


亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。そして、ぜひ力強い復旧・復興により、再び今年の夏のように、自然と人が共生する豊かな土地に戻ってほしいと願っています。


おわり

スポンサーサイト

Comment

非公開コメント